欠損の流れ【再⁵】

セメント溶解、歯冠歯根破折、動揺度の増加。7番の自然脱落にひきずられて見かけ上の安定だったことが顕在化しました。それまで一次固定の期間中は歯を1本も失ってないので欠損の流れはゆるやかなものにみえたかもしれません。しかし高齢になってからのため池の決壊は急激な流れをうみ、患者さんの日々の生活に大きなストレスと影響をあたえています。見た目もよく動きも少ない、そんな満足度の高い固定性の補綴物には流れを読みにくくする落とし穴が存在します。各支台歯の骨植の強さがばらばらで固定されている場合は余計に経過観察の精度をあげていく必要があると思います。70代の患者さん曰く「まだ元気なときでよかった!」

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