TAG 少数歯残存

よりそうって何だろう.3

「この人は先生の前だとしっかりするんです。家では全く磨かないし口の中もさわらせてくれないんですよ…」というような介護者の発言をうけるとその疲弊度と意思疎通レベルとのギャップにますます混迷します。 そんなとき地…

よりそうって何だろう.2

去年の暮れから今年にかけて二人の患者さんが介護施設にはいられました。施設に送る治療経過報告書を書きながら、義歯の下に残した歯根の先行きに不安を感じました。通院が難しくなってきているのは把握していましたが歯牙保存にこだわり…

暮れの検診

「今年もなんとか無事でした・・・。」と患者さんが笑みを浮かべる。70代に入ってからの10年間はこれまでとは違った様々な変化が容赦なく押し寄せる。そんな中にあって患者さんと共に安堵するひとときはそれほど悪くない。これからも…

青のない信号

欠損の流れが緩やかであればその口腔内は安心して様子がみれる青信号の状態です。しかし黄色か赤色か判断に迷う場合はそうもいきません。黄信号だと思って様子をみている間にせきをきったように歯を喪失しだすと、対応がどうしても後手に…

欠損の流れ【19】

内科を受診すると受付で「安静にしてくださいねー」と声をかけられました。そうしたいのは山々ですが明日も朝から仕事です。 口腔内でも支持組織が弱体化した歯牙に支台歯として働いてもらわなければいけない局面にたびたび遭遇します。…

見えないものをイメ-ジする難しさ

週末は東京で臨床歯科を語る会が開催されました。土曜日の夜は楽しみにしていた「永田オクル-ジョン道場」へ。咬合が崩壊している場合、術者の判断で水平的顎位を設定しなければなりません。とはいえ下顎の顆頭の動きは直接見えないので…

欠損の流れ【17】

~シングルデンチャ-の段取り~ 左右対称の馬蹄形の顎堤は吸着を期待できます。連続性が保たれ上顎結節にボリュ-ムがある場合は特にです。しかし対顎の残存歯の配置にもよりこれがなかなか望めません。 ①前歯部がフラビ-状態のもの…

欠損の流れ【16】

~レジン外冠~ 周囲の骨がなく動揺度の大きい欠損隣接歯。そんな予後が不安な歯牙を支台とする際には今までもレジン外冠を使うことがありました。二次固定効果を期待しながらも強すぎない適合が必要と判断したからです。もちろん費用を…

欠損の流れ【14】

~シングルデンチャ-~ 月に1回タクシ-でメンテナンスに来院される86才の患者さん。今年に入って付き添いの奥様から訪問歯科をされている診療所を紹介してほしいとお願いされました。様々な理由でいよいよ通院が難しくなったとのこ…

欠損の流れ【13】

~3つの視点~ 高齢者の少数歯残存という狭い範囲ではありますが、欠損歯列を崩壊度、進行性、回復度という3つの視点にあてはめてみました。ここで一番重要と考えているのが過去の崩壊度よりもいま現在口腔内がどういった状況にあるの…