TAG 片側遊離端

6ヶ月経過

新製した義歯が6カ月経過しました。顎堤とのフィットはおおむね良好のようです。 金子先生のブログでは、パ-シャルデンチャ-は装着後の半年がきわめて重要、術後のトラブルの芽はほとんどこの時期に発見できると書かれています。 &…

対面でしか伝わらない熱量

週末は東京で臨床歯科を語る会2022が催されました。もちろん様々な制限はありましたが全国各地に散らばっている会員の先生方とのひさびさの再会にとても高揚しました。そのせいもあり最近早寝の自分でさえも二日連続で日をまたいで語…

補綴物の役割

右上45のリスクは消えませんが現在口腔内は安定しています。60代までに残存歯数19、咬合支持数7になったスピ-ドを考えますと、その後の20年間を二つのクラスプ義歯により1歯喪失できりぬけたことになります。補綴直後は不安だ…

片側処理の是非

当院で両側遊離端義歯を装着後、右上の臼歯を他院で抜歯。その後は食事に支障がないという理由から67欠損部に補綴はされていませんでした。しかし再来院の際には下顎義歯の不具合を訴えられ、その理由は主に左咀嚼からきているものでは…

欠損の流れ【20】

2009年には完全に止まっていた欠損の流れが再び動きだそうとしています。80代を前にした身体や環境の変化は、根面う蝕に拍車をかけます。弱まることのない咬合力がつぎはぎだらけの支台歯に対して容赦してくれません。床を拡大し残…

最後の一本となった歯に対する思いと軟着陸⑤

オ-バ-デンチャ-の話をするとき、患者さんに自転車の補助輪をイメ-ジしてもらっています。子供は初めて自転車に乗る際、まず補助輪で走る感覚、バランスを体感します。まず何より安定して走ることが大事。転けてばかりでは自転車その…

最後の一本となった歯に対する思いと軟着陸③

動揺が顕著になっていく中、患者さんに咬合痛の有無と抜かなくて大丈夫かをたびたび聞いてきました。全然だいじょうぶだと保存を希望され、その最後の一本が確実に定期検診のモチベ-ションとなっていくのがわかりました。ところが今年に…

最後の一本となった歯に対する思いと軟着陸②

2015年にアップしたスライドから。両側支台歯の動揺が顕著になり、義歯の不安定さと咬合痛を訴えて来院。犬歯の抜歯と総義歯を希望されました。確かにすでに内外冠として機能するだけの力は残っていないため歯冠歯根比を改善したオ-…

歯周病治療に欠かせないものとは

昨晩の例会の発表は重度歯周病症例でした。おしつけず、あきらめず患者さんとの距離を丁寧に縮めながら関係を構築していく姿勢に共感をもちました。術者患者双方の信頼関係なしに、ただでさえゴ-ルが見えづらい長距離走を共に走ることは…