「歯周病の治療のためにタバコを少し減らせませんか!?」
といっても生活リズムのアクセントとなっている喫煙を止めてもらう
ことはとても難しいものです。
そんな修飾因子をもった歯周病の患者さん。8年という長い期間を
経て得られたX線像が下の2枚です。力の影響がないため
炎症因子の除去を目的としてメインテナンスを続けていきました。
初期治療の歯肉の反応がもうひとつだったため、少し手詰まりな感が
ありましたが久しぶりにとったX線像に期待以上の経過がみられました。
外科処置なしでの骨の変化に、まだまだ自分には歯根膜の質をよむ
ことは難しく長いスパンでみていってあげる必要性を感じました。
さらに歯牙の一生を左右する予知性ともなれば、それ以上に
時間をかけた観察のもとに判断がなされるべきでしょう。
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