オーバーデンチャーを考えるとき⑦

82才男性。上顎の加圧因子を封じ込めるためにオーバーデンチャーに舵を切ってから3年、問題なく経過しています。斜面状の吸収、歯牙の廷出傾向に対して早めに打って出たつもりですが残根にして義歯をのせれば顎堤の落差が抑えられるかどうかなんて誰も教えてくれません。ただ顎堤がすれ違ってからの義歯の調整は困難を極めます。少数歯残存といえども侮るなかれ。高齢者になるほど一本の歯に対する思いは強くなるということも忘れずに早めの対応で義歯の咬合の安定をはかることが肝要かと思われます。

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