長い遊離端欠損に対峙したもの①

左下に長い遊離端欠損をもつ83才女性です。顎堤がえぐれるように吸収しており受圧条件は悪く、上顎には一次固定された強力な加圧因子が存在します。咬合力が衰えるどころか臼歯部から次々に破壊され欠損の流れは現在進行形です。防波堤の左下3番は骨縁下まで破折しており、前歯をどこまで支台歯としてとりこむべきか非常に迷いました。とはいっても歯根は細く負担能力がどこまであるのかあまり期待はできません。この難しい状況の中で戦力として期待できるのは若い頃抜歯をすすめられたという右下8番でした。

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