高齢に伴う変化③

ところが静かな変化が生じていました。インプラントはときに欠損の流れを止めることが可能ですが、口腔内の加齢変化まで止めることは難しいようです。徐々に顎堤が舌側から吸収を開始しインプラント周囲の歯肉の状況が変わってきています。ポケット、動揺、出血の兆候はなく炎症はありませんので加齢によるものでしょう。歯根膜さえあれば…と改めて天然歯保存の重要性を思い知らされます。そうはいってもインプラントオーバーデンチャーも大切な選択肢のひとつ。埋入時の舌側の骨幅への配慮や場合によってはあらかじめ骨造成をしておく必要があるかもしれません。80代をこえ90代までを考えるとき残存歯の数だけでなく長期的にみた顎堤の変化も無視できないのです。

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