最後の一本となった歯に対する思いと軟着陸③

動揺が顕著になっていく中、患者さんに咬合痛の有無と抜かなくて大丈夫かをたびたび聞いてきました。全然だいじょうぶだと保存を希望され、その最後の一本が確実に定期検診のモチベ-ションとなっていくのがわかりました。ところが今年に入って患者さんと会話していく中で抜歯する日を決める流れへと切り替わっていきました。動揺歯のプラ-クコントロ-ルが如何に難しいかが伝わってくるそんな訴えがあったからです。

「 歯ブラシをあてようとしてもなかなか歯に圧が伝わらない。手もうまく動かない。なかなか汚れを以前のようにとることが難しくストレスがたまってきました。もう充分です。」