TAG 両側遊離端

6ヶ月経過

新製した義歯が6カ月経過しました。顎堤とのフィットはおおむね良好のようです。 金子先生のブログでは、パ-シャルデンチャ-は装着後の半年がきわめて重要、術後のトラブルの芽はほとんどこの時期に発見できると書かれています。 &…

補綴物の役割

右上45のリスクは消えませんが現在口腔内は安定しています。60代までに残存歯数19、咬合支持数7になったスピ-ドを考えますと、その後の20年間を二つのクラスプ義歯により1歯喪失できりぬけたことになります。補綴直後は不安だ…

片側処理の是非

当院で両側遊離端義歯を装着後、右上の臼歯を他院で抜歯。その後は食事に支障がないという理由から67欠損部に補綴はされていませんでした。しかし再来院の際には下顎義歯の不具合を訴えられ、その理由は主に左咀嚼からきているものでは…

上顎67欠損

2001年に下顎の入れ歯を作ってほしいと来院された患者さん。その後他院を受診された時期もありましたが、はじめに下顎義歯を製作してから20年が経ちました。そのうちの11年間は右上の欠損部に何も入っていない状態でした。

欠損の流れ【20】

2009年には完全に止まっていた欠損の流れが再び動きだそうとしています。80代を前にした身体や環境の変化は、根面う蝕に拍車をかけます。弱まることのない咬合力がつぎはぎだらけの支台歯に対して容赦してくれません。床を拡大し残…

最後の一本となった歯に対する思いと軟着陸⑤

オ-バ-デンチャ-の話をするとき、患者さんに自転車の補助輪をイメ-ジしてもらっています。子供は初めて自転車に乗る際、まず補助輪で走る感覚、バランスを体感します。まず何より安定して走ることが大事。転けてばかりでは自転車その…

最後の一本となった歯に対する思いと軟着陸③

動揺が顕著になっていく中、患者さんに咬合痛の有無と抜かなくて大丈夫かをたびたび聞いてきました。全然だいじょうぶだと保存を希望され、その最後の一本が確実に定期検診のモチベ-ションとなっていくのがわかりました。ところが今年に…

最後の一本となった歯に対する思いと軟着陸②

2015年にアップしたスライドから。両側支台歯の動揺が顕著になり、義歯の不安定さと咬合痛を訴えて来院。犬歯の抜歯と総義歯を希望されました。確かにすでに内外冠として機能するだけの力は残っていないため歯冠歯根比を改善したオ-…

片側遊離端欠損+中間欠損②

一昨日の例会では「リンガルプレ-トは効果的か!?」というところに論点が移りました。この症例では剛性の確保というより口腔底の浅さから床の外形は決まっていきました。口腔内の加齢変化に対応できるかどうかという点ではデザインとし…