名古屋での勉強会。長谷川 善弘先生が「咬合挙上」を、村井 裕介先生が
「ペリオ」をテ-マに発表されました。両先生とも考えながら一つ一つ丁寧に
治療ステップがふまれており見習うところが多々ありました。
特に力の強い患者さんを挙上した10年以上長期経過報告は雑誌では滅多に
お目にかかれません。それだけに考察にも説得力を感じました。
かくいう自分も「咬合挙上」をテ-マに発表することが決まっています。
しかし術後経過が短いぶん迫力不足はいなめません。挙上はできるだけ
避けたほうがいいことは誰でも知っています。そんな中やむを得づ挙上
したケ-スでは、治療終了後からが生体との本当のかけひきがはじまる
ものだと考えています。
最終補綴をいれて口腔内写真を撮ってピッカピッカの症例に仕上がった
としてもエンディングテ-マは流れてこないのです。
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