TAG 受圧条件

顎堤②

パノラマX線写真を見る時、顎堤形態と残存歯の支持組織の状況は治療計画をたてるうえでの判断材料となります。ともに良好であれば動かない義歯を制作することに期待がもてます。義歯が動かなければ顎堤の吸収スピ-ドはおさえられ、それ…

よりそうって何だろう.3

「この人は先生の前だとしっかりするんです。家では全く磨かないし口の中もさわらせてくれないんですよ…」というような介護者の発言をうけるとその疲弊度と意思疎通レベルとのギャップにますます混迷します。 そんなとき地…

欠損の流れ【19】

内科を受診すると受付で「安静にしてくださいねー」と声をかけられました。そうしたいのは山々ですが明日も朝から仕事です。 口腔内でも支持組織が弱体化した歯牙に支台歯として働いてもらわなければいけない局面にたびたび遭遇します。…

欠損の流れ【13】

~3つの視点~ 高齢者の少数歯残存という狭い範囲ではありますが、欠損歯列を崩壊度、進行性、回復度という3つの視点にあてはめてみました。ここで一番重要と考えているのが過去の崩壊度よりもいま現在口腔内がどういった状況にあるの…

視点

症例を持ち寄って論じ合う場合はできるだけ焦点を絞ったほうがいいかもしれません。どれだけ絞ったとしても個体差や患者さんの背景が邪魔して結論はでないでしょう。それでも次につながるヒントが見つかれば僅かでも前進です。

休診日

8月11日から15日まで休診させて頂きます。 一般歯科、インプラント、口腔衛生治療、小児歯科、審美歯科、歯周病治療、ホワイトニング、入れ歯、天然歯の保存・移植・再植・MTM、宝塚市

欠損の流れ【再々】

失えば流れの展開が変わる、是が非でも守るべき存在とその歯を捉えたとき曖昧な補綴設計はのちのち悔いを残す形になります。二次固定を優先するなかでコ-ピングにして義歯床内におさめるのか、それとも内・外冠にするのか・・・。イメ-…

欠損の流れ【再】

川の流れを見ると欠損歯列を思い出し、欠損歯列を見ると川の流れを思い出す。これは職業病でしょうか・・・。 欠損歯列がいま現在どんな位置にあり、どう流れているのか。例えば一時期流れが止まっていたとしても地下ではマグマのように…

長い遊離端欠損に対峙したもの④

いま現在安定した経過の立役者は右下8番といえるでしょう。傾斜しているため、長軸方向に力がうまく伝わっていないにもかかわらず歯周組織に問題はみられません。負担過重の骨梁像もみられますが動揺もなく受け手として存分に力を発揮し…

長い遊離端欠損に対峙したもの②

結局前歯4本を支台歯として有髄で取り込みました。仮義歯では右下の中間欠損を利用してクラスプをかけましたが左下の回転沈下が徐々に顕著になってきたため、支台装置をよりリッジドなものに変更しています。回復に対する代償に8番の歯…