ウソのないお人柄に惹かれてもう何年も追っかけをしている金子一芳先生。その金子先生が主宰されている火曜会65周年記念講演会が週末東京で開催されました。症例発表はあらかじめブロック毎に分けられ、個々のケ-スがテ-マを軸につながっており、訴えたいことがとても整理されていました。また長期経過症例では、必ずうまくいかなかったところもすべて提示され華やかな症例とは一線を画した誤魔化しのないリアルな臨床がそこにはありました。若手の先生方も発表され新陳代謝もはかられる中、金子イズムは脈々と受け継がれており、65年間の中で生まれてきた”経過観察と個別対応”という言葉は今後さらに重みと深みを増していくことでしょう。