上下顎中央残存型⑥

上下顎中央残存型の形態に持っていきたい場合、カギとなるのは上顎前歯部だと考えています。
高齢者の歯科治療の場合、残存歯が少なくなってくるとアイヒナ-の分類などとは違い前歯部分の咬合支持の評価を重要視せざるを得ません。
残存歯がすでにかなり弱っている場合は義歯床による支持の補助の恩恵がうけられる二次固定の形態が望ましいような気がします。
また今更ですが犬歯を保存できるかどうかが今後の経過にも大きく影響を与えることになるでしょう。
80代という年齢からしてインプラントは頭にありませんが、もし支えとして用いるなら犬歯の補助として使用し矩形は考えていません。

 

 

 

 

 

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